目の病気 シェーングレン症候群について



シェーングレン症候群について

シェーングレン症候群とは、自己免疫疾患の一種で、涙腺の涙分泌の障害や唾液腺の唾液分泌などの障害が症状としてあります。
40〜60歳の中年女性に多く発症し、男女比は1対14と大きく差があります。ちなみにシェーグレンとは、スウェーデンの眼科医の名前だそうです。。

涙腺や唾液腺などの外分泌腺に慢性炎症が起こるため、涙や唾液などが不足して乾燥症状(ドライアイやドライマウス)が生じます。

関節リウマチや全身性エリテマトーデスをはじめとする膠原病の合併症として知られており、目以外では、鼻や耳、気管支などの粘膜から出ている分泌物が出にくくなって臭覚が悪くなったり、耳が聞こえにくくなったり、気管支炎や結膜炎、間質性肺炎などを起こす事もあります。

ドライアイの治療には、人工唾液の点眼・噴霧やステロイド剤の使用が挙げられますが、シェーングレン症候群自体の原因や治療法ははっきりと確立されていないのが現状となっています。。