斜視とは、片方の目だけが、目標とは違う方向を向いてしまう症状のことです。俗に眇(すがめ)、ひんがら目、藪睨み(やぶにらみ)、ガチャ目、ロンパリ、寄り目とも呼ばれます。
片目が内側に寄ってしまうものを内斜視、外側を向くものを外斜視、上下にずれるものを上下斜視といい、普段は正常なのに、たまに斜視の症状を起こす「間歇性斜視」というような種類があります。
斜視の障害としては、遠近感がつかめなくなったり、立体視できないといったことが挙げられますが、片眼を閉じた状態と同じ感覚だそうで、日常生活には大きな影響はないかもしれません。ただ、最近流行の3D映画や3Dテレビの感覚は認識できないそうです。
治療方法に関しては、原因が遠視の場合なら、眼鏡で矯正するだけで目はまっすぐな位置に戻すことができますが、それ以外の原因の場合は眼を動かす外眼筋の位置をずらし、斜視を治療する方法などがとられます。
まずは通院して眼科専門医、視能訓練士による検査による原因の特定と治療の方針を決める必要があります。
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